外国人旅行者に最も優しい国はどこ?

 年末になると、その年の総括として、流行語(buzzword)や各種ランキング(ranking)など、目を引く発表やイベントが行われ、新聞、TVのニュース欄をにぎわす。 今年の世相を反映する流行語大賞(「現代用語の基礎知識」選)では、「お・も・て・な・し」、「倍返し」、「今でしょ」、「じえじえじえ」、の4語が選ばれた。4語の受賞は過去最多という。 大賞なるものは本来一語であるべきだと思うが、世相もそれだけ混迷して不透明になったということかもしれない。

 世界経済フォーラム(World Economic Forum : WEF)が、本年(2013年)に発表した「外国人旅行者に優しい国のランキング」も興味深い。 WEFはスイスジュネーブに本部を置く非営利団体であり、世界が直面する経済などの重要問題を議論する年次総会が有名である。

 WEFは世界140カ国の観光インフラ、施設の整備状況、自然資産や文化遺産の充実度、治安状況などの項目を国別に点数化して比較した。 これらの相対評価では、スイス、ドイツ、オーストリアを筆頭に欧州5カ国が上位を独占している。 おもてなし度を7段階で評価した「外国人旅行者に対する国民の態度」つまり「外国人観光客に優しい国」のランキングを見ると、第1位はアイスランドニュージーランドで、共に6.8点である。 第3位はモロッコで、6.7点であった。 日本は6.2点で、74位、隣国の韓国、中国、モンゴルは、共に5.5点で、日本よりさらに低い位置である。 

 外国人旅行者に優しくないワーストスリーは、第1位がボリビアで4.1点、第2位ベネズエラ(4.5点)、第3位ロシア(5.0点)となっている。 間もなくソチで冬季オリンピックが開催される予定のロシアが、ワーストスリーに入っているのは気になるところである。

 今年は、7年後に東京でオリンピックの開催が決まった記念すべき年である。 決め手になった招致の言葉は、「おもてなし」だともいわれる。 山に海に街中にと、これから外国人観光客と接する機会は増加する。 「外国人旅行者に優しい国」のランキングで、日本が世界140カ国の中位に位置していることを頭に入れ、国民一人ひとりが、その改善に向けて努力していきたいものだ。


  はしはしと杉燃えておりスキー宿         秋尾  敏
  眼のほかは長所なき顔サンづラス        吉村ひさ志
  長々と川ひとすじや雪野原            野沢凡兆

 

 
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コメント

No title

こんばんは・・
無事に退院しました ことし後半は入退院を繰り返して
一年があっという間に終わった気がします
ブログにコメントありがとうございました

名古屋在住の方だったんですね・・
私も名古屋ですので・・すこし驚きました
中々素晴らしいブログで・・
しっかりレポートされていて素晴らしいですね

時間を見つけてゆっくりともう一度読ませていただきます
とりあえずはお礼に伺いました ありがとうございました
又よろしくです

Re: Flowers

> 時間を見つけてゆっくりともう一度読ませていただきます
> とりあえずはお礼に伺いました ありがとうございました
> 又よろしくです

 こちらこそよろしくです。 ぱふぱふさんのフォト術は素晴らしいの一語です。
 それぞれの花が喜んでいるようですね。 これからも花の良さを楽しませてください。
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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