健康習慣あれこれ

 食習慣、運動習慣、飲酒、喫煙など毎日の良くない生活習慣の積み重ねによってひき起こされる病気が生活習慣病(ライフスタイル病)であり、高血圧、脳卒中、心臓病、2型糖尿病、メタボリック症候群、脂質異常症、COPD、肺がん、大腸がん、骨粗鬆症などの多くがこれに該当する。国は平成12年に「健康日本21」という健康づくり運動をスタートさせたが、どちらかというと一方通行的で国民への浸透は高くなく、成果もまだ満足できるものにはなっていない。

 では、その人の健康に良い生活習慣とは何かを考えるとき、その根底として最も重視すべきは、その人が「自分の能力に見合った生き方をしているかどうか」であるように思う。無理な生き方は良い生活習慣につながらないと思うからである。

 さて、健康習慣として広く知られるものとして、江戸末期に横井有也が提唱したとされる横井有也版の健康十訓と、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方に古くから伝わるとされるコーカサス版の健康十訓がある。両者とも四字熟語で表現され、一部漢字に違いはあるものの内容は同じで、多分、仮面作者による創作に違いなさそうである。 コーカサス地方は長寿地帯として知られ、またケフィアと呼ばれる発酵乳を食べる習慣を持つことでも知られる。 この健康十訓は次の10項目からなる: 1)少肉多菜 2)少塩多酢 3)少糖多果 4)少食多噛 5)少車多歩 6)少衣多浴 7)少憂多眠 8)少憤他笑 9)少言多行 10)少欲多施

 またレスター・ブレスロー(1915~2012)は疫学的な研究に基づいて次の「7つの健康習慣」を提唱し、自ら実践し97歳の長寿を達成している。1)7~8時間の睡眠をとる 2)間食しない 3)朝食を毎日とる 4)適正体重を維持する 5)定期的に運動する 6)節酒または禁酒する 7)禁煙する

 アレキサンダー・リーフは著書「世界の長寿村」で、長寿村にみられる3つの共通項として、1)標高の高い所に住む、2)長時間肉体労働に従事する、3)食物摂取が少ない、を挙げている。 また米国国立加齢研究所グループは、長生きする人の3つの特徴として、1)体温が低い、2)血中インスリン濃度が低い、3)副腎皮質ホルモンの一つであるDHEAの低下が遅い、を挙げている。

 我々は長寿者の生活習慣から自分に見合った健康習慣を学びとり、それを自分なりに上手に取り入れて実践するのがよいように思う。
スポンサーサイト

コメント

Secret

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【健康習慣あれこれ】

食習慣、運動習慣、飲酒、喫煙など毎日の良くない生活習慣の積み重ねによってひき起こされる病気が生活習慣病(ライフスタイル病)であり、高血圧、脳卒中、心臓病、2型糖尿病、メ

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR