夏野菜の王はオクラだ

 オクラ(Okra)は夏の食卓にはなくてはならない健康野菜の一つである。 オクラは漢字で「秋葵」と書き、アオイ科の野菜で、青納豆、陸蓮根(おかれんこん)、ネリ、淑女の指、ガンボなどとも呼ばれる。 原産地のアフリカ北東部(エチオピア辺り)からエジプト、中央アジア、インド、米国南部などの亜熱帯、熱帯地域へ広がり、日本へは中国を経て、江戸時代末期に伝来した。栽培が全国的に普及したのは昭和50年代以降である。 エジプトでは2千年前から栽培されていたという。

 五角オクラ、丸オクラ、赤オクラなどの品種があり、我が家では近年、丸オクラを好んで栽培している(写真1)。熱帯植物のため春先には寒さに弱く、軒下などで苗をある程度大きくしてから畑に定植するのがよい。短期間で1~2mに成長し、トロロアオイに似た花をつけ、10~20cmの先の尖った実またはサヤをつける。暑さに強く、真夏の炎天下や干ばつでも強勢を保ち、2日に1度は収穫できる便利野菜だ。白色~黄色の花は野菜の中では最も美しく、夏野菜の王様的存在である(写真2)。花は早朝開花し、夕方には萎んでしまう「一日花」でムクゲに似ている。

 欧米ではスープやソテー、煮込み料理などに多く使われるが、日本では和え物が主体である。我が家ではさっと茹でてそのまま、あるいは小口切りにして鰹節、味ぽんやマヨネーズをかけて食べたり、味噌汁の具にしても歯ごたえがあって美味しい。

 オクラを刻んだ時に出るヌルヌルした独特の粘り気の正体は水溶性食物繊維のペクチン、アラバン、ガラクタンと糖タンパクのムチンであり、胃腸粘膜を保護し、腸内の善玉菌に活力を与えたり、糖の吸収を穏やかにしたり、コレステロールの吸収を減らすなどの効果をもつ。 サヤの中のタネはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸を含むので、その界面活性作用と保湿力によって便秘を改善する。 βーカロテンなどの抗酸化物質も含み、老化防止にも役立つ。  栄養素としてビタミンA,B1,B2,C,葉酸、ミネラル、カルシウム,カリウムなどを含み、夏バテ防止や免疫力を上げるのに一役買ってくれること請け合いだ。

オクラ
  我が家のオクラ(2012.9.12 夕方、撮影)
オクラ102069
オクラの花(2012.9.16 朝 撮影)
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コメント

No title

(o´▽`)ノチワッ!
うちも前 植えた事があります
けっこう背丈ぐらい大きくなりますよね
家では長いもなどと生のままかつおをかけてたべます。

Re: No title

> うちも前 植えた事があります
2本植えておくと便利すると思います。
 利用期間が長いので。 真夏は青物野菜が少ないですよね。

> 家では長いもなどと生のままかつおをかけてたべます。
 摩り下ろすとトロロ代わりになるそうです。
 試してみようかな。チビさんの名古屋での個展を期待
 しているのですが。喫茶店とかで。

No title

(*´Å`)ノコンニチヮ
3人展は 12月に2回 来年も予定していますが
個展は中々ですねぇ…(`-д-;)ゞ
またその時にはブログにて
発表させてもらいます。
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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