高層木造建築への挑戦

 山国の日本やカナダは木材資源が豊富であるにも関わらず、その有効利用は必ずしも進んでおらず、需要開拓が一つの課題となっている。 建築資材としての木材の活用には、耐久性など種々の制約が足かせとなっているわけだ。 現存する木造建築で世界最古の建築物とされるのは、国宝文化財である法隆寺五重塔で、1300年の歴史を誇る。 これは高さ約32mで、檜(ヒノキ)が使われており、釈迦の遺骨(仏舎利)を納骨するための建物であって、人の住む住宅ではない。

 近年、技術的進歩もあって木材の耐火性、耐久性などが克服されつつあり、木造建築への利用に革命がもたらされようとしている。 人の住む高層の木造建築として、現在最高峰を誇るのは、18階建て、高さ53mの学生寮で、昨年夏(2017年7月)カナダ・バンクーバーで建築されたものである。

 さて日本ではどうか? 日本の住宅メーカー住友林業も、木造の高層建築構想を持っており、まずは7年後に14階建てを実行し、更に23年後の2041年には70階建ての木造建築を目指すというから頼もしい。 高層の木造住宅が普及すれば、眠った木材資源の有効利用が広がり、国家経済にもよい影響を与えることになり、夢が膨らむ。 期待したいものだ。

故郷やどちらを見ても山笑う  正岡子規
鎌倉や昔笑うた山ばかり  飯島吐月
寝ころぶや手まり程でも春の山  小林一茶
園児らの絵の春山は汽車登る  後藤比奈夫

緑ヶ丘公園1
名古屋市緑ヶ丘公園にて (2018年3月25日 撮影)
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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