臓器移植用の豚の作成

 人が生きていくためには臓器の移植を必要とする人は多く、日本では2018年2月時点で、移植希望の登録者数は、腎臓12414人、心臓665人、肺336人、肝臓320人、膵臓205人などとなっている。 日本では臓器提供件数が少ないため<臓器移植は特別な治療法と思われがちだが、米国やヨーロッパでは広く行われている治療法となっており、米国では、1年間に約7000~8000人の臓器提供があり、毎年2万件を超える臓器移植が行われている。

 日本では現在、約13000人が臓器移植を待っているが、1997~2010年の約13年間で86人の脳死臓器提供があったにすぎず、多くが移植を待ちながら死亡している現状がある。 「自国人の移植は自国内で行うように」という「イスタンブール宣言」をうけて、2009年に我が国の臓器移植法が改正され、本人の意思が不明の場合には家族の書面による承諾で脳死臓器提供ができることになり、脳死臓器提供数は約5倍に増加したものの提供数が少ないことに変わりはない。

 臓器不足を解消する手段として、ロシアやニュージーランドでは、臓器機能が人に近いブタから人への移植が200件以上行われている。 日本ではまだ実施例はないが、最近、京都府立大や明治大などの研究グループは、人への臓器移植が可能なブタの作成に成功し、来年初めには民間企業と共同でブタの提供を開始すると発表した。 

 ミニブタを無菌状態で育て、妊娠したメスの子宮を出産前に摘出し取り出した子豚に滅菌した人工乳を与えることにより移植用ブタを作成するという。 今後は遺伝子操作で異種移植で問題となる拒絶反応の起きにくいブタの作成を検討するという。 海外に比べて脳死臓器提供という文化が発達していない日本では、明るい話題の一つである。

洗うにも順序あるとや馬手入れ  中島 葵
油絵にしてみたき彩烏瓜  坂本冨喜子
樹々多き隣家の庭に小鳥来る  松尾忠子

五竜岳H30
五竜岳の威容 (平成30年3月3日 撮影)

白馬47スキー場H30
白馬47スキー場 (平成30年3月3日)
スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR