冬のスキンケアとワセリン

 インフルエンザの定点当たり報告数が3週連続で過去最高記録を更新したと報告されたが、直近の1週間ではどうやら減少に転じたようで、やれやれである。 冬は寒くて空気が乾燥しやすく、人間の皮膚も乾燥しやすくなり、急に温まると、痒みを生じやすい。 うっかり指で掻くと、傷を作ったり湿疹化することも少なくない。 

 高齢者の慢性的な乾燥肌は、皮膚の落屑やひび割れ、痒み、出血、などの原因となりやすい。 この季節、入浴はぬるめの湯で短めとし、入浴後には軟膏やクリームタイプの保湿剤を使うことがすすめられる。 ただ香料やデオドラント成分など皮膚に刺激性のある成分を含まない製品を選ぶことが肝心である。

 米国皮膚科学会は、この季節の家族全員のスキンケアとして、安くてどこの薬局でも簡単に手に入るワセリンを活用することを推奨している。 ワセリン活用法として次の5つを上げている。 1)下肢や股間に塗ることで、皮膚同士、皮膚と衣服の摩擦による皮膚の障害を予防する、2)おむつかぶれの予防に使う、3)唇や瞼の乾燥を予防する、4)爪に塗って爪の乾燥を防ぐ、5)創部に塗って、局所の湿度を保ち、治癒の遅延を防ぐ、などへの活用である。

 冬は白色ワセリンを脱衣場に用意して、家族全員で上手に利用したいものだ。 

世の中を遊びごころや氷柱折る  高浜虚子
目ばかりは達磨に負けじ冬籠り  小西来山
手袋をとりたての手の暖かく  星野立子

冬ボタンH30
冬ボタン: 紫紅殿  (2018年2月11日 撮影)
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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