ビールと認知症

 早や師走入りで今年も最終章を迎えた。 昨日は列島に寒波が襲来し、九州でも初雪が積もったと報道された。 いよいよ冬将軍の到来である。 夜歩くとXマスのイルミネーションが輝いて、山ではスキー、町では忘年会のシーズンでもある。 お酒を飲む機会が増えるので、この季節、飲み過ぎには注意したい。 飲酒の失敗談は多くの人が持つ。 特に生来、お酒に弱い人が雰囲気に呑まれて無理して飲むことは禁物だし、ましてや他人へのお酒の強要は悪徳である。

 ビールの原料となるホップは、華やかな香りと爽やかな苦味を持つことから、原料として1000年以上にわたり愛用されている。 ホップ由来成分のイソα酸(Iso alpha acids )はビールの苦味成分だが、このイソα酸に認知症予防効果があると発表され注目の的である。 

 キリン健康技術研究所、東大、学習院大の共同研究グループによると、イソα酸を、毎日1㎎/体重1kgを認知症マウス(アルツハイマー病モデルマウス)に、7日間経口投与すると、投与群のマウスは非投与群のマウスに比べて9.5倍も認知機能が改善したというのだ。 脳内のアミロイドβは投与群で有意に低下し、ミクログリアの老廃物排除活性は高まり、海馬における脳内炎症は緩和されたという。 増える認知症対策として、イソ酸に期待大である。

 古来より、「良薬は口に苦し」(Good medicine tastes bitter to the mouth.) という。 ヒトの舌の味蕾には、苦味を感じる受容体が25種類もあるという。 ビールを飲むときは、苦味を存分に味わいながら飲むことにしたいものだ。

クリスマス近づく寮の歌稽古  杉田久女
一堂にこもらふ息やクリスマス  篠原鳳作
うつくしや年暮れきりし夜の空  小林一茶

庭の花
20年も毎秋咲き続ける我が家の庭の花 (2017年 秋 撮影)

 

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中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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