ナバホインディアン保留地

 アメリカ大陸にキリスト教世界の白人として初めて上陸したのは、アイスランド生まれでスカンジナビア人のレイフ・エリクソンだとされる。 その400年後にイタリア生まれでスペイン系ユダヤ人とされるコロンブスがスペインの援助を受けて、1492年アメリカ大陸に到着して、これがきっかけになり、以後ヨーロッパ諸国による北アメリカ大陸への進出が本格化したという歴史がある。 しかし人類で初めてアメリカ大陸を発見し住み着いたのは、まぎれもなく先住民アメリカインディアンの祖先であり、それははるか昔の1万5千年前だったとされる。

 アメリカインディアンには、ナバホ、チェロキー、チョクトーなど多くの部族があるが、最大の部族はナバホ(Navajo)・インディアンで、現在その人口は約30万人、彼らの保留地はアリゾナ州で北海道ほどの広大な面積を持ち、準自治区になっている。 彼らは議会を作って居住地を管理運営し、ナバホ・ネイションと呼ばれている。 モニュメントバレーアンテロープキャニオンは、この地域内にある。

 今年8月、念願かなって初めてこの地を訪れることができた。 モニュメントバレーには、西部劇の世界が広がっており、広大な土地に点々とそびえ立つ巨大な奇岩の数々とパノラマビゥーは圧巻で絵になっている。 ナバホ族ガイドさんの案内で、数々の奇岩を近くに眺めながらバレーを駆け抜け、いくつかの絶景ポイントに立ち寄る。 ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の「駅馬車」に代表される多くの西部劇映画の舞台となっており、ジョン・フォード監督の記念博物館がある。 

 アンテロープキャニオンも、ナバホインディアンの保留地内にあるため、入場許可証が必要でナバホ族のガイドの同行なしでは、見学できない。 バホ族のガイドさんが運転する専用車で、砂漠のようなオフロードを進み、アンテロープキャニオンへ到着する。 アンテロープキャニオンは、ナバホ族の聖地とされ、ペイジ近郊にある奇妙な造形をした砂岩に囲まれた渓谷である。 神秘的な光の差し込む洞窟に入ると、まさに絶景が広がる。 キャニオンの上流に降る雨による鉄砲水と風が、砂岩を長い年月をかけて狭く深く削り出すことによってできた造形美である。 今でも鉄砲水の通路であり、雨天時には危険で、見学は禁止となる。 

インデアン居留地の果て大西日  鍋島蕗子
アリゾナの砂漠の町の冬茜  松坂 都
キャニオンの大渓谷の昼の月  増田一灯

モニュメントバレー1
モニュメントバレーにて (2017年8月20日 撮影)
DSC03407.jpg
アンテロープキャニオンにて (2017年8月21日 撮影)
スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR