北米への旅2017

 情報過多であわただしい日常に追われる多くの人にとって、静寂や無、孤独、空白といった言葉は、時には千金に値する贅沢である。 そんな意味で、一時的とはいえ日常から逃れて旅に出るのは、人に与えられた一つの贅沢だといえる。

 今夏は久しぶりに北米旅行を思い立ち、夫婦で8月16日から8日間の日程でカナダと米国を回ってきた。 まずはバンクーバー、カルガリーを経て、カナディアンロッキーの起点、バンフに着く旅の第一日のスタートである。 世界で2番目に国土の大きいカナダは、今年(2017年)建国150年を迎え、各種の特典を用意した年でもある。

 カナディアンロッキーは、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州とアルバータ州を分ける山脈で、最高峰のロブソン山(Mt Robson、標高3954m)を始め、標高3000m級の山々が連なり、手づかずの大自然の中をロッキーパノラマ街道(アイスフィールド・パークウェイ・全長230Km)を走って移動する旅である。 街道沿いには、100以上もの氷河、鋭い岩の頂上から流れ落ちる滝やターコイズブルーの美しい氷河湖など見どころが目白押しであった。

 カナディアンロッキーでは、コロンビア大氷河を歩き、ルイーズ湖、モレーン湖、ペイト湖などの神秘的ともいえる景勝に魅了された。その後、空路トロントへ移動し、ナイヤガラの滝」を満喫してから、米国南部のフェニックスへ空路で移動し、セドナを経て、アメリカの原風景ともいえるモニュメントバレー、アンテロープキャニオン、グランドキャニオンへと歩を進め、その壮大な景観と大自然の持つ力強さに圧倒され、深く印象に残る旅となった。 雄大な自然に心が洗われ、改めて自分を見つめる新たな出発点に立てた気になれたのはよかった。 旅は正に友である。

紺碧の空に色足す青氷河  赤松多希子
雲海にロッキーの嶺々牙を研ぐ  植木美枝子
ロッキーの雪代呑んで生きのびん  勝田澄子

コロンビア大氷河を歩く
コロンビア大氷河 (2017年8月17日 撮影)

Morain Lake
Moraine Lake (2017年8月17日 撮影)
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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