丑の日とウナギ

 最近、関西では「人の心をおしはかる」を転用した「忖度まんじゅう」が飛ぶように売れ、注文が殺到しているという。 世相に便乗も商売上手の一つだろう。 このところしばらく猛暑が続き、私は2日に1度は畑へ夏野菜のトマト、ナス、オクラ、ピーマン、パプリカ、シシトー、枝豆などの収穫に出かけるのだが、ハサミを使った収穫だけの作業でも、額から汗が噴き出すので、麦わら帽子に加えてネッククーラーと手ぬぐいか厚手のハンカチの持参を欠かせない。

 今日は土用の丑の日である。 ウナギ、牛、ウコン、梅干し、ウニなど、「う」の字のつくものを食べると、スタミナがついて夏痩せしないという言い伝えがある。 我が家から車で5分圏内にあって一番近いウナギ屋さんは、丑の日は超混雑するので、混乱を避けるため丑の日は閉店し、外注営業のみに切り替えるという。 機敏な試みだと思う。

 夏の丑の日は昨年は1回だったが、今年は7月25日と8月6日の2回あるという。 なぜこの日にウナギを食べる習慣が生まれたかについては諸説があるようだ。 最も有力な説は、江戸時代 さびれたうなぎ屋が何とか盛りかえそうと、平賀源内に相談したところ、{「本日丑の日」という張り紙を店に貼ってみなさい}といわれ、実行したら大繁盛したことに起源があるようだ。 

 今年の二ホンウナギは、昨年末に稚魚(シラスウナギ)が豊富にとれたため、昨年に比べ約4割安く取引され、店頭価格は1割安いということだ。 百貨店によってはヘルシーに食べることを目的に、糖質を通常の3割カットした「うな重」を用意したという。 暑すぎると食欲も進まないこともあるが、バランスのとれた食事は「健康三原則」の一つである。 食事の質(スコア)を12年間にわたり2割改善したら、死亡リスクが2割減少したという調査結果も最近発表されている。 

 暑くても、時にはウナギや牛肉などをヘルシーに食べる機会をもって、来るべき盛夏をしのぎたいものである。

手渡しの重さうれしき鰻めし  鷹羽狩行
夏痩や青梅好む病かな  西山泊雲
夏痩や雷嫌ひの乱れ髪  小林一茶
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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