カカオの抗酸化作用

 今日はバレンタインデー、269年にローマ皇帝の迫害により殉教したローマ司教・聖バレンタインの記念日である。 聖バレンタインデーは世界各地で恋人たちの愛の誓いの日とされ、様々な祝い方がある。 日本では女性が男性にチョコレートを贈る習慣が定着し、2月上旬はお菓子メーカーが活気づく季節でもある。 最近では「本命チョコ」だけでなく、「義理チョコ」、「友チョコ」、「自己チョコ」もみられて、結構賑やかである。 私が見ている老人ホームでは、例年、入所者全員で手作りチョコレートに挑戦である。

 カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールには、体内の活性酸素を消去し、悪玉のLDL-コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する作用があるとされる。 カカオ豆は西アフリカ、東南アジア、中南米などが主産地で、蛋白、食物繊維、鉄、銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウムなども豊富に含まれ、その抗酸化力は赤ワインの2倍ともいわれ、老化防止の観点からも注目されている。

 カカオに含まれるテオブロミン(Theobromine)は、ココアの苦味成分で、テオフィリンの異性体、キサンチンの一つであり、自律神経調節作用を持ち、適量でストレス解消や咳を抑えるのに役立つ。 犬ではテオブロミンの代謝速度が遅く、有害となるので注意が必要である。

 内閣府の国家重点研究の一つで、理研、京大、筑波大などが参加する「革新的研究開発推進プログラム」によると、カカオ分が70%以上のチョコレートを、男女30人(男15人、女15人)に、1日当たり25g(5g×5枚)を4週間にわたり摂取させ、摂取前後の大脳皮質の量をMRI画像で評価したところ、大脳皮質量が平均1.1ポイント増加したという。 45~55歳の女性の約60%では、特に増加がが顕著だったという。 神経線維の増加も見られたとしている。 大脳皮質の量が増えれば認知機能が改善され、認知症の予防に役立つことも期待される。
 
 高カカオチョコレートは甘味は少ないが、カロリーや脂質の高いものがあり、また残留農薬の問題もあるので、食べ過ぎには十分注意して楽しみたいものだ。
 
いつ渡そバレンタインのチョコレート  田畑美穂女
中年やバレンタインの日は昨日  小西昭夫
やけに効くバレンタインの日の辛子  三村純也 

八方尾根スキー場サイズ小
曇りの八方尾根スキー場・競技前の兎平ゲレンデ

 
スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR