生物農薬への期待

 自家用の野菜作りに熱心な人なら、できれば農薬を使わず、無農薬栽培を願うのが人情である。 私も御多分に漏れず、特に白菜、キャベツ、青梗菜、ブロッコリーなど葉菜類では、虫がつくと少々面倒ではあるが、時間をかけて、こまめに探しては自分の手でつぶして歩く。 専業農家でも出荷用のキャベツや白菜は農薬で消毒しても、自家用には用いず、少々虫に食われても気にせず食用すると聞いたことがある。 最近は天然成分を用いた殺虫剤も市販されているが、安全性と有効性に問題なしとは言えないと思う。 肥料も牛糞、鶏糞、油粕など有機肥料をたっぷり入れ、化学肥料は最小限とする。

 さて、7月に入り気温が上がると、蟻やナメクジなどの害虫が増え、虫害に気を遣う季節である。テントウムシは野菜につくアブラムシを食べてくれる益虫である。 だが、テントウムシは羽根を持っており適当に食べて自己満足すると、すぐ羽根を広げて飛び去ってしまう気まぐれさを持っていて、多くは期待できない。

 最近、広島県の農業研究センターは、テントウムシの交配を行い、飛べないテントウムシの発明に成功したと発表した。 飛べないので、住み込みでソラマメなどに付いたアブラムシを食べ尽くしてくれるというのだ。

 害虫を退治するのに動物の天敵をつかう「生物農薬」という研究分野があることを初めて知った。 この分野における今後の更なる発展を期待すること大である。
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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