長い昼寝で糖尿病リスク上昇

 私が子供のころは暑い夏になると昼食後に、家族全員が揃って約1時間ほど昼寝する習慣があったのを覚えている。 俳句で昼寝は夏の季語である。 社会人になってからは仕事中に、いつとはなく睡魔に襲われてうたた寝することはあっても、ゆっくり昼寝する場所もなく、その習慣は絶えたままである。

 1日に60分以上の昼寝をすると、しない人に比べて糖尿病の発症リスクが45%も上昇するという研究結果が最近、東大の研究グループより発表された。

 この研究は2016年までにアジアおよび欧米で発表された研究論文21件、合計30万5000人超のデータをプール解析したもので、1日60分以上の昼寝をする群では、全くしない群に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが45%上昇することが分かったという。 昼寝時間が60分以内なら、有意な上昇は見られず、昼寝時間が20~30分では発症リスクがむしろ減少したという。 昼寝時間と肥満との関連は認められなかった。 

 40歳以上の日本人男女を対象にした最近の調査によると、不眠症の疑いありとされる人は約40%あり、睡眠障害によって日中の作業効率が下がったり、遅刻、欠勤などで起こる経済的損失は、1年間で3兆円に達するという試算がある。 昼間眠くなったら、無理をせず、一休みして、仕事効率を上げるためにも20~30分の昼寝を上手にとるよう心掛けたいものだが、それをを可能にするための環境整備も必要だと思う。

虻一つ昼寝起こして廻るなり   小林一茶
昼寝覚め今別天地われはここ  中島澄夫
横文字の如き午睡のお姉さん  宇多喜代子

庭のむくげH28
庭のむくげ 2016年 秋
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中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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