タバコと統合失調症

 秋雨前線や台風の影響を受け、このところ雨の日が多い。 秋野菜の種まきシーズンを迎えているが、週末利用の畑作では、作業日が限定されるので、やりくりが大変である。 今日は午前中に雨がやみ、晴れ間もあったので急遽、大根、カブ、小松菜、青梗菜の種まきを決行した。 まもなく出る若芽が楽しみである。

 さて、精神科領域の病気の一つに統合失調症がある。 私の学生時代には、精神分裂病と呼ばれていたが、その後変更され、現在は統合失調症と呼ばれているが、病気そのものは同じである。 病気の原因は今なお明らかではないが、素因と環境の両者が関係し、脳の構造や働きの微妙な異常をきたすと考えられている。 脳内の神経伝達物質が変調をきたすことにより、妄想や幻覚などを引き起こす病気である。 近年、早期発見早期治療で回復する例も多い。

 2008年の厚労省患者調査によると、受診中の統合失調症患者数は79.5万人とされ、生涯罹患率は人口の0.7%である。 約100人に1人弱がかかる頻度であるから、まれな病気ではない。

 母親が妊娠中に喫煙すると、子供が統合失調症を発症するリスクが高くなるという研究結果が、このほどフィンランドから発表された。 この研究はフィンランドで1983~1998年の過去15年間における全出生児を対象に調査したものである。 妊娠初期~中期に妊婦より採血した検体の血清ニコチン濃度と子供の統合失調症発症の関係を検討したところ、血清ニコチン濃度が高いほど子供の統合失調症リスクが高くなったという。 母親の年齢や、親の精神障害の影響は見られなかったという。

 妊娠中は受動喫煙を含めて、タバコの煙を吸わないよう心掛けたいものである。 もとより周囲の気配りも大切である。

桃食うて煙草を吸うて一人旅  星野立子
秋風や路地に灰皿あれば寄る  榮猿丸
煙草屋の娘うつくしき柳かな  寺田寅彦

夏の御嶽山
2016年夏の御嶽山:開田高原より望む
スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR