朝食を抜くと脳出血リスクが上昇

 若い人は朝眠る時間が欲しくて起床後に時間がなく、やむなく朝食を抜く人が少なくない。 また動物実験で、カロリー制限すると長寿遺伝子が活性化し、長寿につながると報告され、最近は中高年者でも一日一食、あるいは一日二食主義を実践する人がいる。 

 朝食を食べる回数が、週2回以下の人は、毎日食べる人に比べ、脳出血のリスクが36%高くなるという調査結果が最近発表された。 国立がん研究センターや大阪大の合同チームによる研究(Stroke 2016 Feb.47(2):477-81)である。

 全国9県に在住する45~74歳の男女約8万人(男性3万8676人、女性4万4096人)について、1995年から2010年まで平均13年間、追跡調査したもので、期間中1051人が脳出血を発症した。 朝食を「毎日食べる」から「週に0~2回」までの4段階に分けて、脳出血リスクを調べたところ、「毎日」に比べ「週に0~2回」で36%、「3~4回」で22%、「5~6回」で10%と、朝食の回数が少なくなるほどリスクは高くなった。 くも膜下出血や脳梗塞、心筋梗塞などの心疾患では、朝食欠食と発症リスクの間に関連性を見なかったという。

 多くの人で一般にみられる早朝の血圧上昇が、朝食を摂取すると抑えられる一方で、朝食を抜くとストレスで血圧上昇が助長され、これが脳出血リスクを高める主要原因と推定されている。 朝食の欠食は、高血圧を持った高齢者では特に注意する必要がありそうだ。

熱々の大根汁匂ひて朝餉かな  中島澄夫
海苔あぶる手もとも袖も美しき  瀧井孝作
春めきて沢庵うまき膳に坐す  前島長路

冬牡丹・H28
冬牡丹 : 中島澄夫 撮影
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中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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