初春に想う

 明けましておめでとうございます。 

 「1年の計は元旦にあり」という。 人が生きるには、やはり「元気が一番」である。 元気であるためには、人が良い状態にあること、つまり「Well-being」を維持することであり、そのためには日頃から自らの心身を鍛える努力を怠ってはならないと思う。 成人は加齢とともに老化するので、食事、運動、睡眠の三つの健康習慣を自分なりに上手に取り込んで、まずは身体を可能な限りよい状態に保ちたいものだ。 心をよい状態に維持する因子としては、1)やってみよう因子(積極と成長)、2)ありがとう因子(連携と感謝)、3)なんとかなる因子(前進と楽観)、の3つの因子があり、これらをいつも心に留めて生きていきたいものだ。

 年末年始の休暇は、例年家族スキーを楽しめるので好きである。 今年も志賀高原で丸3日間スキーを満喫した。 暖冬で雪が少なく心配であったが、到着日の1~2日前に降雪があり、ほぼ全ゲレンデで滑走可能となったのはよかった。 新春の2~3日には大学対抗の箱根駅伝を楽しんだ。 駅伝には毎回多くのドラマがあって面白い。 3日には、自宅から7kmほど離れた針名神社へ夫婦で歩いて初詣に出かけた。 礼拝してお神酒をいただき、おみくじを引くと私は吉、妻は大吉とでた。 新しい年の船出としては悪くないようだ。 

 このお正月、をのどに詰まらせ窒息する事故が相次ぎ、東京都内だけで元日から3日にかけ男女18人が救急搬送され、うち2人が死亡したという。 人間、齢をとると顎を使って咬む力が衰え、キザミ食や手キザミ食でないと食べれなくなる人が増える。 咬む力はワニが地球上で最強とされる。 人間の咬む力は、大型のゴキブリの1/5で、結構弱いのだ。 ゴキブリは必要があれば木材のような硬いものをかみ砕けるという。 お餅は高齢者にとって最も窒息を起こしやすい食物の一つである。 体外では50~60°Cで柔らかく伸びやすいが、口の中では温度が低下し粘っこく硬くなるので、食べる人の咀嚼能力に応じて、一口で食べれる大きさに切り、普通の食事以上に多く咬む必要がある。 

 餅が気管を塞ぎ声が出せず、顔色が真青になった時には、119番通報をするとともに、直ちに気道内餅の除去を開始すべきである。 とるべき方法として、1)背部叩打法として、頭を低くして背中をたたく、2)口をのぞき、指で取れるようなら指でかき出す、3)上腹部圧迫法(ハイムリック法)として、患者の後ろに回り、両手で上腹部を圧迫する、などがある。 ただし、上腹部圧迫法は、乳児では内臓損傷のリスクがあるので行わない。 また意識がない場合には、躊躇なく心肺蘇生法を行う必要がある。 
 

初滑り孫に越さるる急斜面  中島澄夫
三世代シュプール揃へ初滑り  中島 葵
初春へ一歩踏み出すあしたかな  水原春郎

一の瀬1
志賀高原・一の瀬スキー場:ファミリー メインゲレンデ (2015.12.30 撮影)

H28焼額山頂
志賀高原:焼額山スキー場・山頂付近にて (2015.12・31 撮影)
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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