香辛料摂取で死亡率減少

 抜き菜、間引き菜が美味しい季節である。 先月の連休最後の日(9/23)に種蒔きしたダイコン、カブ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイの芽が伸びて、順次間引くので、お浸しや油いためにすると絶妙な一品となる。 やわらかい舌触りは何とも言えない味である。

 さて唐辛子など香辛料をほぼ毎日食べると、総死亡率が14%低下し、がん死、虚血性疾患死、呼吸器疾患死のリスクも有意に減少するという米中共同の大規模長期調査研究が英国の医学専門誌(BMJ 2015;351:h3942)に発表された。 

 この研究は香辛料を比較的多くとる中国の地域住民、30~79歳の男女48万7375人を対象にして9年間(2004~2013年)前向きに調査したものである。 男女とも香辛料入りの食品摂取量頻度が高いほど全死亡率が低下し、「週1日未満摂取群」に比べ、「週6~7日摂取群」では14%減少した。 低減効果は「生唐辛子」で有意に高かった。 疾患別ではがん死虚血性疾患死呼吸器疾患死リスクが、「週1日未満群」より「週6~7日群」で有意に低かった。

 香辛料(スパイス)は抗老化作用をもつ抗酸化物質の宝庫であり、人体に有益な成分を多く含んでいる。 唐辛子のカプサイシン、胡椒のピペリン、マスタードのアリルイソチオシアネート、ガーリックのジアリルジスルフィド、ショウガのジンゲロールなど多彩である。 食べ物の味付けでは、塩分を減らし、香辛料や酢を上手に使っておいしく食べるよう工夫したいものだ。

手を拡げ泳がせ洗う抜き菜かな  中島澄夫
丸呑はもとより水と胡椒哉   小林一茶
辛辣の質にて好む唐辛子  高浜虚子

鬼百合2015
開田高原で見つけたオニユリ(2015年夏撮影)
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プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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