高速道路上の逆走

 今日は立春満月の日であるが、朝の体感温度は極寒で今年一番の寒さであった。 先週は2年ぶりの職場旅行で香港、マカオを訪れた。 林立する高層ビルと車の混雑、そして大気汚染は世界中どこへ行っても人口密集地にみられる共通点であり、住みよい未来都市へ向けてどんな策が必要か人類の英知が問われているようだ。

 さて、個人的には高速道路上で逆走する車に出くわしたことはまだないが、互いにスピードが出ているだけに、危険極まりなく、想像しただけでもぞっとする事態である。 警察庁の発表によると、平成26年(2014年)の1年間における高速道路上の逆走は、全国でなんと224件もあり、そのうちドライバーが認知症だったケースは12.1%で、統計をとり始めて以来初めて1割を超えたという。 人身事故となった22件のうち5件は、ドライバーが認知症であった。

 逆走事件を年齢別にみると、65歳以上の高齢者がドライバーだったケースは154件で、全体の67.9%を占めている。 ほぼ70%が65歳以上の高齢者で、30%が64歳以下ということになる。 これはたとえ認知症がなくても高齢になると、当然ながら判断ミスが多くなることを示している。 

 対策として、1)現行の免許証更新時に行われている認知機能検査をさらに強化してこれを効果的に適用すること、2)運転能力の自己評価に基づいて積極的に免許証の返納を考えること、3)誰にとってもわかりやすく見やすい道路標識の工夫と設置を実行すること、などを推進する必要がある。 いずれにしても老いも若きも、高速道路での逆走はあってはならないことであり、運転者は細心の注意を払いたい。

これがまあ終のすみかか雪五尺   小林一茶
冬日今瞼にありて重たけれ      高浜虚子
冬晴やオリオンきらり道急ぐ      中島澄夫

サン・パウロ天主堂跡
マカオの世界遺産:サン・パウロ天主堂跡 (2015年1月28日 中島澄夫撮影)
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中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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