皮膚老化と美肌ランキング

 ヒトは加齢とともに全身が老化するが、一律ではない。 皮膚の老化は、他の内臓諸器官と違って目に見えるので、皮膚の老化を遅らせることができると、その人は年齢以下に若く見えることになる。 ヒトの老化促進因子としては、1)活性酸素の増加、2)カロリー過剰摂取、3)紫外線、4)性ホルモンの減少、5)成長ホルモンの減少、6)アディポネクチンの減少(内臓脂肪型肥満に続発する)、7)炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6など)の増加、などが指摘されており、これらは勿論皮膚の老化にも関連する。

 化粧品会社ポーラのアペックス・アイ(Apex-i)は自社が持つ1300万件の肌データをもとに約60万件のスキンチェックデータを分析し、女性の肌の美しさを比較し、全国47都道府県別の美肌ランキングを11月11日に発表した。 これは、!)皮膚の角質層が整っている、2)皮膚に潤いがある、3)シワができにくい、4)シミができにくい、5)化粧のりが良い、6)皮膚に良い生活習慣を送っている、の6部門を点数評価し、その合計点数で「美肌偏差値」を算出し、順位付けしたものである。

 第1位は3年連続で鳥取県、2位高知県、3位愛媛県、4位富山県、5位石川県となっている。 その他では、東京都11位、北海道18位、長野県35位、愛知県36位、沖縄県41位、最下位は群馬県である。 ランキング上位県の特徴として、皮膚の水分を奪う肌荒らし風が少ないこと、日照時間が少ないことなどがあげられるようだ。 群馬県で冬にみられる北西風は、「上州のからっ風」として名高く、「赤城おろし」とも呼ばれる、 ご当地、名古屋で冬に吹く北西の季節風は、「伊吹おろし」として有名だ。

 先週末、栃木県を訪れ、清流那珂川の紅葉とサケの遡上を楽しんできた。 このところ寒さが厳しくなりつつあり、寒さ対策を考える季節である。 大気が乾燥する晩秋から冬には適宜保湿クリームを使ったり、室内では加湿器を使って湿度を適切の保つよう努め、室外では顔布、マスク、帽子、マフラーなどで風が直接皮膚に当たらない風よけの工夫などに努めたいものだ。

 ひしひしと遡上の鮭の叫びがほ  篠原悠子
 鮭のぼる亡骸あまた骨だけも   中島澄夫
 鮭群れて雨夜月夜をのぼりつぐ  植田露路
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ネズミ駆除

 ネズミは、「子、丑、寅、卯・・・・・・」と、十二支のトップにランクされる動物であるが、ヒトにとってネズミはどちらかといえば厄介者である。 ネズミが媒介して人へ感染させる病気には、レプトスピラ症E型肝炎腎症候性出血熱ツツガムシ病などが知られ、家でネズミの足音を聞いたら放置はできない。

 ネズミは大黒様の使いともいわれ、正月の3が日だけ縁起を担いで「嫁が君」と呼ばれる。 嫁は夜目を佳字化したものである。

 インドで最大級規模の国立病院であるマハ病院(ベッド数950)で、今月5~6日の2日間にわたって大規模なネズミ駆除を行ったところ、何と4400匹のネズミが駆除されたという。 病院内には約1000個のネズミの巣があり、1つの巣には4~5匹のネズミが住んでいることから、まだ数千匹のネズミが残っていると考えられるため、来月に2回目の駆除が計画されているという。

 これほどまでに増加した理由として、最近の20年間一度もネズミ駆除をしていなかったことがあるという。 日本では、飼い猫野良猫を問わずに猫が結構多いので、これほど多くのネズミが集団で生息する場所はないと思うが、ネズミの大量発生には十分注意したいものだ。

 ははこぐさなびきなびきて猫の上    加藤楸邨
 屋根裏をステップ軽く嫁が君       稲畑汀子
 星月夜屋根裏運動会は何        中島澄夫

秋と火災事故

 市街地でも紅葉が始まり、いよいよ秋深しの感がある。 季節外れの大型台風が南海上に発生し、日本列島に向っているものの上陸はなく、沿岸部での影響に限られるようで、まずは一安心である。 朝晩冷え込みが厳しくなると、各地で火災事故が増え、高齢者や子供が逃げ遅れて死亡するという痛ましい報道を耳にする時期でもある。

 ガスコンロなどのガス調理器の火が着物に燃え移る事故を「着衣着火」と呼んでいる。 2013年の着衣着火による全国の死亡者数は121人に上るという。 2006年の着衣着火による年齢別死亡者数をみると、65歳以上が76.6%を占めたというから、犠牲者の大半は高齢者ということになる。 事故の際に来ていた衣服は3割がセーター、2割がフリースの上着とされる。 最近はエプロン、アームカバー、パジャマなどの防火製品が開発され発売されているので、利用すれば予防につながる。 

 また呼吸不全のため酸素吸入療法を受けている人が、タバコを吸おうとして、火が高濃度の酸素に引火して火だるまになって死亡したり、大やけどする火災事故も毎年全国で発生する。 東京都消防庁の調査によると、同様の事故は、過去10年間で東京都内だけで11件発生しているという。 酸素吸入中は、鼻から漏れた酸素に引火すると、一気に燃え広がるのでタバコや線香など火気には十分注意しなればならない。

 山紅葉今盛りなり信濃そば     中島澄夫
 色付くや豆腐に落ちて薄紅葉    松尾芭蕉
 月一つ落葉の村に残りけり     若山牧水

秋の軽井沢(H26.11)
長野県軽井沢別荘地の秋(平成26年11月3日撮影)

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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