行ってよかった日本の城ランキング

 世界のトラベラーが選んだ「行ってよかった日本の城」トップ20が、世界最大の旅行口コミサイト(トリップアドバイザー:TripAdvisor)より発表された。 2014年の1年間の集計である。 栄誉あるトップを獲得したのは、54万国の城下町、熊本のシンボルである熊本城である。 第1位:熊本城、2位:松山城、3位:姫路城、4位:弘前城、5位:松本城、6位:犬山城、7位:備中松山城、8位:竹田城、9位:高遠城址公園、10位:二条城、 の順となっている。

 熊本城は日本三名城の一つと言われ、石垣作りの名人といわれた加藤清正により、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて築城され、1606年に完成した。 地元では銀杏城ともいわれ、御殿の前に銀杏の大木がある。 その麗しさで名高い松本城に触発されてデザインされたといわれ、松本城と同様、外壁は黒く塗られている。 桜の名所でもあり、日本さくら名所100選に選定された城でもある。

 明治時代になり、熊本鎮台が置かれた後に城の建物は次々に取り壊され、さらに西南戦争で第三の天守とも呼ばれる「宇土櫓」と一部の建物を残して、天守閣や本丸御殿は焼失したが、優美にして堅牢な石垣はほとんどが残った。 昭和35年に黒と白のコントラストが美しい大天守閣と小天守閣とが復元され、平成20年に本丸御殿が完成した。 熊本城の最大の特徴は、「清正流」の石垣で、「武者返し」と呼ばれ、上に行くほど急になり反り返って敵の侵入を防ぐ構造になっている石垣である。 

 日本の三名城は時代や定義によって諸説がある。 江戸時代の天守を基準にすると名古屋城、姫路城、熊本城の三つがランクされ、城郭の規模を基準にすると江戸城、名古屋城、大阪城の三つとされる。 日本のお城には、それぞれ歴史ロマンがあふれている。 熊本城は日本の名城の一つであり、一度は訪れてみたいお城の一つである。

群青に城輝いて蕗のとう   林良章
宵闇にくっきり浮かぶ冬の城  植田千加
いつみてもきれいなみどり熊本城  阿部舞香

開田高原2015
木曽・開田高原の夏(2015年8月3日 撮影)

 
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2014年の幕開け

 例年、年末年始はスキー場で過ごすことにしている。 今年も波乱含みの2014年を、信州、志賀高原ジャイアントスキー場で迎えた。 今年のスキー場は昨年末の寒波と大雪で、どのスキー場もフル稼働でにぎわっているようだ。 新年は4日までの滞在であったが、3日の快晴を除き終日雪降りが続いた。 3日は朝から快晴に恵まれたので、横手山スキー場まで足を伸ばし、頂上からの眺めを楽しんだ(写真1)。 はるか富士山をとらえることができ(写真2)、感動であった。 横手山スキー場(標高2305m)は日本一標高の高いスキー場として知られ、まさに雲上のスキー場である。 天気がよいと北アルプスや富士山など360度の眺望が素晴らしい。 山頂には今シーズン新たに開店した「スターバックスコーヒージャパン」や、焼き立てパンやキノコスープの美味しい山頂ヒュッテがある。 近年、日本のスキー場でも外国人スキーヤーが増えている。 今年は70歳のアイルランド人男性とペアリフト上で一緒になり会話を楽しんだ。 ダブリン出身で現在、日本でPCを操り貿易関係の仕事をしているという。 

 スキーはウインタースポーツの華であり、寒い時の運動不足解消にはもってこいだが、危険との隣合わせでもあり、スピードの出し過ぎや状況判断には十分注意を払うべきスポーツでもある。 F1王者のシューマッハが年末にフランスでのスキーで転倒し、頭を強打して、脳出血を起こし、意識不明の重態と伝えられ、また新年にはドイツのメケル首相が、やはりスキーで転倒し、骨盤骨骨折のため数週間の安静に入ると報道された。 私のスキー歴は約35年になるが、幸いにして今のところ大きな事故にはあっていない。 しかしそろそろ筋力低下が始まる時期でもあり、自制心をもって取り組むよう心がけたいと思う。

 厚労省が新年に公表した人口動態統計によると、昨年(2013年)における我が国の総死者数は、127万5千人で、前年より約1万9千人増加し、11年連続で100万人を超えたという。 一方、2013年に生まれた赤ちゃん数は、103万1千人で、前年より約6千人の減少となった。 出生数が100万人の大台を切るのも時間の問題となってきた。 昨年における人口の自然減は24万4千人で、減少幅は過去最大となっている。 超高齢社会に突入し、少生多死の時代を迎え、難問山積の日本丸の出発である。 国は勿論だが、ファミリーレベルでの対策もおろそかにできない。 

 新年早々、東京有楽町で大火があり、新幹線が3時間以上ストップするというハプニングがあった。 今年も身の回りの天災、人災には十分注意し、自らの健康増進に心がけながら、多様な世界で夢と希望と志を持ち続けて生きて行きたいものである。 


 雪晴れや横手の嶺より富士はるか     中島澄夫
 ダイアモンドダスト浴びもし初滑り     中島 葵
 生きている人がたくさん初詣        鳴戸奈菜

  横手山山頂風景1
  横手山山頂より日本アルプスを望む(写真1:2014年1月3日撮影)

横手山山頂からf富士を望む
  横手山山頂より富士を望む(写真2:2014年1月3日撮影)

外国人旅行者に最も優しい国はどこ?

 年末になると、その年の総括として、流行語(buzzword)や各種ランキング(ranking)など、目を引く発表やイベントが行われ、新聞、TVのニュース欄をにぎわす。 今年の世相を反映する流行語大賞(「現代用語の基礎知識」選)では、「お・も・て・な・し」、「倍返し」、「今でしょ」、「じえじえじえ」、の4語が選ばれた。4語の受賞は過去最多という。 大賞なるものは本来一語であるべきだと思うが、世相もそれだけ混迷して不透明になったということかもしれない。

 世界経済フォーラム(World Economic Forum : WEF)が、本年(2013年)に発表した「外国人旅行者に優しい国のランキング」も興味深い。 WEFはスイスジュネーブに本部を置く非営利団体であり、世界が直面する経済などの重要問題を議論する年次総会が有名である。

 WEFは世界140カ国の観光インフラ、施設の整備状況、自然資産や文化遺産の充実度、治安状況などの項目を国別に点数化して比較した。 これらの相対評価では、スイス、ドイツ、オーストリアを筆頭に欧州5カ国が上位を独占している。 おもてなし度を7段階で評価した「外国人旅行者に対する国民の態度」つまり「外国人観光客に優しい国」のランキングを見ると、第1位はアイスランドニュージーランドで、共に6.8点である。 第3位はモロッコで、6.7点であった。 日本は6.2点で、74位、隣国の韓国、中国、モンゴルは、共に5.5点で、日本よりさらに低い位置である。 

 外国人旅行者に優しくないワーストスリーは、第1位がボリビアで4.1点、第2位ベネズエラ(4.5点)、第3位ロシア(5.0点)となっている。 間もなくソチで冬季オリンピックが開催される予定のロシアが、ワーストスリーに入っているのは気になるところである。

 今年は、7年後に東京でオリンピックの開催が決まった記念すべき年である。 決め手になった招致の言葉は、「おもてなし」だともいわれる。 山に海に街中にと、これから外国人観光客と接する機会は増加する。 「外国人旅行者に優しい国」のランキングで、日本が世界140カ国の中位に位置していることを頭に入れ、国民一人ひとりが、その改善に向けて努力していきたいものだ。


  はしはしと杉燃えておりスキー宿         秋尾  敏
  眼のほかは長所なき顔サンづラス        吉村ひさ志
  長々と川ひとすじや雪野原            野沢凡兆

 

 

地球から火星へ8万人が移住へ

 「旅は道連れ、世は情け」という。 旅は人を強くし豊かにする。 一人旅よし、仲間との旅よし、そして家族旅や夫婦旅もよい。 道中、苦難もあるが、それを何とか打開するのも旅である。 まさに、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」である。

 地球から離れて別世界で暮らしてみたい人にはうれしいニュースだ。 米国メディアの先月27日付け報道によると、宇宙ベンチャー企業のスペースX社の共同設立者および最高経営責任者(CEO)で、かつテスラ・モーターズ会長兼CEOを務め、米国におけるIT革命児で、今注目の若手起業家、イーロン・マスク(Ilon Musk)氏は、今後15~20年の近未来に、地球から火星に8万人を移住させ、自給自足の生活を送り子孫を残すという壮大な計画を立案中だという。 当初は、まず10人未満の少人数を移住させ、集団で自給自足可能な居住区を作ることから始めるということだ。

 Musk氏は「21世紀の自動車王」の異名を持ち、自前の自動車会社(テスラ・モーターズ)で安価で高性能な電気自動車(EV)「モデルS]などを開発発売し、また宇宙ロケットと宇宙船を開発し、5月に国際宇宙ステーションとのドッキングを成功させている。

 米航空宇宙局(NASA)は2011年11月に打ち上げた史上最大の無人火星探査車、「キュリオシティ Curiosity」を使って採取した火星の土や気体のデータを分析しつつあり、近々歴史的な分析結果を発表するのではないかとの期待が高まっている時でもある。 NASAの今年10月17日の発表では、火星の地表を覆っている土は、ハワイの火山に由来する玄武岩質の土とよく似ており、石の化学成分は地球の火山帯にある火成岩と類似で、長石を多く含む一方、MgやFe分の含有度は低いという。 さらに10月27日の発表では、丸い砂利を含む堆積岩を発見し、この砂利は水に流されて丸くなったと考えられ、採取地域は太古の川床の跡地であると推定できるらしい。

 火星に大量の水があった直接の証拠が見つかったのは今回が初めてであり、一時は人の足首から腰程度の深さの水が存在し、流れは秒速約1mだったと推測できるという。 かつては微生物などの生命を育む温暖な環境だった可能性があり、NASAは現在、有機物など生命活動の痕跡がないかどうかを調査中である。

 民間人の宇宙旅行が現実となる日が遠くないといわれる時代である。 Musk氏の夢は実現するのか、火星は人類を受け入れる用意があるのか。 いずれにしても夢は大きく、そして楽しくありたいものだ。

Skiing in Yokoteyama
志賀高原・横手山スキー場・山頂からの眺め

人類発祥の地、ケニアへの旅(その2)

 ケニア文化の一つに停電がある。 地方のアンボセリやマサイマラはおろか首都のナイロビでも突然の停電があり、慣れないとビックりする。 ただ停電はなぜか数分以内に復旧するので、あわてずにじっと待つ忍耐が要求される。 アフリカ旅行では、三つの「あ」が大切だと教えられた。それは、1)あわてない、2)あきらめない、3)あてにしない、の3つである。 加えて「頭を使え」も必要かもだ(^-^)

 流通通貨はケニア・シリングであるが、米ドルも問題なく通用する。ただし米ドルで払っても、細かいつり銭はすべてシリングで来るので、あらかじめある程度のシリングを用意しておいたほうが便利で、多少はその方が安上がりにすむこともあると思う。 1円が1シリングだからわかりやすい。 大手スーパーで値段が表示してあるような店での買い物は、そのまま買うが、土産店の多くは正規の値段を表示してなく、店員の言い値を聞いてそれを値切って買うのが普通になっている。交渉をあきらめて早い妥協で買いに走ると後で大損だったと気づくことがあるので、段階を踏んで、まじめに交渉した方がよい。

 さて、人類発祥の地はタンザニアの北部からケニアにかけて広がる大地溝帯の中にあるオルドバイ峡谷(Olduvai Gorge)当たりとされ、峡谷の断崖からは約180万年前から170万年前の堆積層より100体以上の人類化石や遺跡が発見されている。 それは1959年、ケニア生まれのイギリス人、ルイス・リーキーと妻メアリー・リーキーによる発掘によるもので人類史上極めて貴重な発見であった。 今なお自然と共存し,牛やヤギの放牧で生きるマサイ族(写真1)の居住地を訪ねると、現代人として考えさせらる事が多い。

 サバンナの動物は多種多彩で、サファリは動物好きにはたまらない。アフリカ旅行者にはリピーターが多いというのもうなずける。 動物が居住するサバンナの多くは国立公園や自然保護区に指定され狩猟は禁止である。 動物分布は場所や季節で異なるが、この時期、数的にはヌーとシマウマ(写真2)が多かった。ゾウ(写真3)、ライオン(写真4)、インパラ、ガゼル、サイ、キリン(写真5)、イボイノシシ、バッファローなどをはじめ、名前のわからない動物に遭遇することも多く、スターリング、カンムリツルなど珍しい鳥も多い。 アフリカ動物図鑑や鳥図鑑で、あらかじめ勉強してから旅行すると楽しさは倍増するだろう。

歓迎するマサイの人々
写真1 歓迎するマサイの人々
                   ヌーとゼブラ
                  写真2 サバンナのヌーとゼブラ                                    サバンナのゾウ 写真3 サバンナのゾウ

  サバンナのライオン 写真4 サバンナのライオン

                    サバンナのキリン
                     写真5 サバンナのキリン

プロフィール

中島澄夫

Author:中島澄夫
約80坪の畑を耕し、ブロッコリー、トマト、ナス、ニンニク、キュウリ、オクラ、ズッキーニ、大根、生姜、馬鈴薯、玉葱、白菜、青梗菜、小松菜、空心菜、金時草、水菜、スナックエンドウなどを自家用に栽培。近著として、「高齢者医療:健康長寿と全人的ケアをめざして」(オーム社、H20.4)など。名古屋市緑区在住。

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